BLOG La SOFFITTA

  • 【渋谷/イタリアン/ワイン/ピザ】樽 Ver.1 ~ラ・ソフィッタ~

    ブドウ。樽。
    この二単語から連想できるのはなんでしょうか?
    ・・・
    多くの方が「ワイン」と答えたと思います。
    ワインに使われるブドウについては「シャルドネ」や「ピノノワール」などは聞いた事があると思います。
    では、ワインに使われる「樽」についてはどうでしょうか?あまり浮かんでこないと思います。
    今回はワインに使われる「樽」についてご紹介いたします。

    ワインに使われる樽は主に「オーク樽」というのが主流になってます。
    「オーク」というのはブナ科コナラ属に属する樹木の一種です。産地によって種類・木材の性質が違いますが、木材の性質が違うとワインの味が変わってきます。
    たまに「バリック」というワードを見たりしますが、これは樽のサイズの225Lの小樽の事を示しています。
    バリックより大きな樽もあり450~2400Lのサイズがあります。
    ちなみにドイツでは2400Lの大樽の事を「ドッペルシュトゥック」と呼ばれているみたいです。

    オーク樽の大きさが大きくなると、単位量あたりの樽に触れる面積が減ります。つまり樽の影響が少なくなります。
    小樽の方が樽の風味が大きくワインに影響し、大樽だとそれが抑えられるということです。
    樽の後述しますが、樽の風味が強ければいいというものっではなく、ブドウ自体の味とのバランスが肝要です。どういったワインを目指すかで、どういった大きさの樽を使うかを決めますので、醸造家の哲学と腕の見せ所というわけです。

    オーク樽は使い捨てではなく、洗浄・消毒のうえ何度も繰り返し使われます。しかし「新樽でしかつかない風味」というものもあり、高級ワインでは往々にして新樽100%で醸造されていたりします。
    逆に生産者の中には、樽を繰り返し修理しながら何十年も使う人もいます。決してケチっているのではなく、古樽だからこそ表現できる味わいがあるのです。
    樽がワインに与える影響は醸造する時のサイズだけではありません。
    樽を作る木材の産地や樽にするときの火入れ加減だったり、樽を置いている環境による樽の変化によるワインの風味の変化だったりと様々な影響があります。

    今回は主に種類とサイズについと紹介いたしましたが、近いうちにVer.2として樽の製造方法なども紹介してまいります。
    厳選されたイタリア直輸入ワインが飲みたくなった時には是非ラ・ソフィッタへお越しください。
    日本でここでしか飲めないワインしか置いてありません。

    皆さまのご来店心よりお待ちしております!

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